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セミナーレポート

「先輩起業から学ぶ どうやってオタク・腐女子専門仲人で起業したの!?」横井睦智さん講演会参加レポート

「オタクのお前が、もてないお前が結婚相談業なんかできるわけないだろ」
周りからそう言われながらも、ブルーオーシャンを見つけだし、起業した横井睦智さん。

10月24日(水)、タスクールの先輩起業家として、どんなことを考えてきたかをお話いただきました!
講演を聞いたのは、タスクールでアルバイトをしている私、村瀬です。タスクールには独立、副業されている方が多くいらっしゃいますが、起業されている方のお話を伺えるのはまれなので、良い機会でした。

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【講師】
横井 睦智
ミューコネクト株式会社 代表取締役
全国初 おたく専門のマレッジアドバイザー 仲人士
日本仲人協会 岐阜羽島支部 代表 岐阜本部長
内閣府認証NPO法人 全国結婚相談業教育センター 正会員
羽島商工会議所 会員 

ミクシーなどの100以上のおたくコミュニティを参加研究し
「おたくはお見合い結婚に適している」事に気づく
自らもおたくであることから、
おたくに特化した全国初の結婚相談を開始、
「実は、おたくはお見合いに向いている」
全国のプロ仲人900人の前で講演を行う。
結婚相談部門常に5位以上の人気ブロガーとして活躍
40歳目前にしてダスキンを病を理由に退社
療養中、起業を決意
恋愛苦手なおたくでも結婚できる!事を全国へ訴え続けている

Wコージ・雨上がり決死隊と対談、好きなアニメは まどマギ、ラブライブなど多数


横井さんがオタクと腐女子の仲人になるまで


某、大手清掃会社にいた横井さん。会社はハードワークで、心も体も病みながら2年ほど働いていた。
「人に雇われるのが苦手だったんです。で、“辞めたいな”と思っていた所に東日本大震災があって、その流れをうけてクビを言い渡されて、そのあと独立してお掃除屋さんになりました」

お掃除業は、1kのお部屋を7000円でやっていた。でも「ここが気に入らないから、やり直して」と言われることもあり、お金になりにくかったのだとか。どうにかしなければ、と思っていた時に、あることを思い出す。

「サラリーマン時代に、“だれかいい人いない?”と恋愛相談を受けたことがありました。それで一人紹介したところ、良い感じになり結婚したそうで、その時に向こうから謝礼を渡されました」

「それから安直に、“よし!やってみよ!”と思い立ち、結婚相談業を始めました。で、始めは岐阜県の大垣市から大阪まで仲人の研究に通って、勉強していました」
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それから開業。しかし2012年の会員はゼロ。開業前は「だれかいい人、いないー?」と言われていたのに、急に近所から冷たい目で見られるように。それと、周りからは「モテないお前が上手くいくわけない」と言われる。さらにその時、本業としていた清掃の元請け会社が逃げる。

まったくうまくいってない現状から逃げるように、当時流行っていたSNSミクシーに逃げる横井さん。そのミクシーのオフ会(オンライン上ではなく、オフラインの場で会うもの)で、「あのアニメいいよね~」、「ラブライブのあの子が~」といった話で盛り上がっていたところ、ある人に「その指輪、ご結婚されているんですか?」と言われたのだとか。

「オタクって結婚や恋愛に興味ないと思っていたけど、違っていて“横井さん、オタクなのになんで結婚できたんですか?”といったことを周りから矢継ぎ早に聞かれて」

「それから2013年、日本初となる“オタクの結婚相談所”を始めました。でも当時、お金ない。プレスリリースは打てない。相変わらずバカにされる。会員はさほど増えず。渡した名刺は捨てられる」

その後、2014年にCBCの「ノブナガ」という番組に出演、モデルのマギーさんや芸人の雨上がり決死隊さんが司会をしている番組で、反響があったみたいです。

でも、会員への問い合せは、「この人、結婚するの難しくない?」と思われるような人ばかり。でも、ネットメディアに取り上げられるようになってきて、そこから会員への流入が増えてきたのだとか。

「そのくらいから、東京や大阪での会員が増えました。でも東京に行くお金もないから夜行バスで新宿に到着。そしてすぐ、一流ホテルで何件かをその日にまとめて面談をして、また夜行バスで帰るということをしていました」

「お金がなくても自分は、面談を一流のところでやるようにしていました。まず、気持ちが仕事のモードになる。それに自分もサラリーマン時代を経験しているからわかるけど、チェーンの喫茶店で商談がまとまったためしがないはず」

こうして事業が大きくなり、2016年にオフィスを持つまでに。だが、一人ではだんだん回らなくなり、弟子をとることに。その時“弟子をとるなら、ここを組織としてそれなりのものにしなければ”と思い立ち法人化、ミューコネクト株式会社を立ち上げました。

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この「ミュー」は神話の女神と、横井さんが好きなアニメからとったものなんだとか。

 

起業はかっこいいものではない?


横井さんは、起業が必ずしも良い事ばかりじゃないと考えている。でも変わり者には、とてもいい選択肢だと話してくれました。

横井さんが挙げてくださった起業のデメリットは、以下の通りです。

・「事業が上手く波に乗れても、不安定」
横井さん自身、オタク・腐女子の結婚相談業を某大手本屋さんパクられ、現在はレッドオーシャンの業界になっているのだとか。

・いつも事業のことしか考えられなくなる。
好きなアニメを見ていても、「このフレーズ使える」とか自然と思ってしまうのだとか。

・家族と触れ合う時間が少なくなる。
子供は勝手に、自分たちの進む道を決めていくようになるみたいです。

・生活リズムが狂う
初めの方は、「真夜中に電話してきてもいいから、相談してきて」と言ってて、実際に夜中の2時3時に電話がかかってきて、朝早くに出社するっていう生活だったそうです。

・バカにされながら、生きていく
みんなと仲良くはできない。だからか、横井さん自身「利益のある人と仲良くなればいいのかな」と話されていました。ただ、「バカにされて“しゅん…”となると、成長がとまる。“おー言っとけ、言っとけ。でもお前よりもいい生活をしているからな”って心の中で思っておくことが大事」と話されていて、大事なことかもっと思いました。

ここからは、起業に向いている人の特徴

・人に使われるのが嫌だ
横井さん自身そうで、実際に横井さんはサラリーマン時代の生活よりも、忙しい社長業のほうがラクだと話されていました。

・人間が苦手
人に興味がない。みんなと一緒に何かをできない。あと、いつも人と違ったことを思っている・考えている人が良いと話されていました。

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起業して、常に意識していること


とても多くのことを意識されていて、まとめきれないのでその中からとても印象に残った3つを取り上げます。

まず、一つ目に挙げていた“サラリーマン間隔を抜く”というもの。
お給料がもらえて当たり前ではなく、自分が動かなければお金がないというのは、実際に起業、独立してみて初めて分かることなんだろうと思います。

2つ目は、“何者になりたいか?”
今のダンディーな横井さんを作り上げたものはたぶん、これなんだと思います。
「自分は仲人というと、世話焼きおじさんをイメージしていた。でも、この事業をしていて何か違うんじゃないかとも思っていた」

「今はどちらかというと、弁護士、お医者さんに近いイメージを自分で作っています。だから服装もこだわったもの、みんなが着ないような奇抜なものを着るようにしています」

3つ目は、“考える前にやってみる”というもの
「自分は“お前、飽き性で一つもうまくいった試しがないじゃないか”と言われたことがあります。でも、それでよかったんだと思っています。考える前に動いて、それがダメだったらやめて次をやる。そして今があると思っています」

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お話を聞いて…

起業の理由に、かっこいい、社会貢献がしたい、色々あると思います。でも、横井さんは「社会貢献なんて考えていないです。“結婚相談業は少子化問題を解決する”と言われることもありますが、自分はそれを謳っていません」ときっぱり言われていました。人に雇われたくない、自分でやっていきたい。その延長線上に横井さんの選択肢として、たまたま法人化があっただけなんだろうなって感じます。こういうのも生き方として、アリなんだと衝撃を受けました。

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この記事を書いた人
タスクールスタッフ ; 村瀬貴幸
プログラミングと包丁研ぎがマイブーム
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